この記事はみすてむず いず みすきーしすてむず (4) Advent Calendar 2023 24日目の記事です。
こんにちは。ちょこみんとです。10月に第34回高専プロコン 自由部門の本選に出場してきました。 自分のチームは、C言語以外の経験がほとんどない3人チームで、制作期間も3か月しかありませんでした。 そのときに採用してよかった技術や、やってよかったことを紹介します。
Git/GitHub
メンバー全員がGit/GitHubの使用経験がなく、開発初期はDiscordに.dartファイルを貼り付けて共有していました。 しかし、管理するファイルが増えすぐに苦しくなったのでGit/GitHubを用いたバージョン管理を導入しました。
導入には苦労するかと思いきや、案外1週間かからずに導入できました。 開発終了後も個人開発のプロジェクトでGit/GitHubを活用でき、プロジェクトの管理が以前より楽になったので この機会に導入して本当によかったと思っています。
Discordにpushの通知を送る
Git/GitHubを導入した後、webhookで開発チームのDiscordサーバーにpushの通知を送るように しました。やる気が出ない期間でも、他のメンバーのpush通知をみて自分もやらなきゃと 焦ることができたり、同様に他のメンバーにも焦ってもらえたので、 開発のモチベーション維持に非常に役立ちました。
Flutter/Dart
アプリケーションの制作にはFlutter/Dartを採用しました。 FlutterはGoogleが開発しているクロスプラットフォームのモバイルアプリ開発フレームワークです。 テーマが確定する前からFlutterの学習を始めたので最悪テーマが変更になっても流用できる技術がいいなと思い、Flutterを採用しました。
Flutterを採用して良かったこととして、以下の点が挙げられます。
- 日本語でも情報が多く、学習しやすい
- 標準でMaterial Designに準拠しているので自分でデザインを考える必要がない
- 簡単にiOSとAndroidの両方に対応できた
- GUIのプログラミングがたのしい
はじめてのオブジェクト指向に苦労しましたが、Flutter/Dartが比較的流行っている(気がする)ので 情報が多く、学習しやすかったのは非常に助かりました。
また、これまでにさほどプログラミングに関心のなかった開発メンバーがGUIのプログラミングにはじめて触れ、 その楽しさを知り、アプリケーションエンジニアを目指すようになりました。 自分が直接何かをしたわけではありませんが、素直に嬉しかったです。
Material Design 3
アプリケーションのデザインには、Material Design 3を採用しました。 開発期間にまったく余裕が無かったので既存のデザイン言語を利用でき、1から考える必要がない点は大きなメリットでした。
開発を始めた時点ではFlutterのデフォルトはMaterial Design 2でしたが、 Material Design 3のほうが好みだったのでMaterial Design 3を採用してみました。 情報が少なく苦労しましたが、会場で「市販されているアプリみたい」などと、 デザインを褒めていただける機会が多く、採用した甲斐があったと思っています。
まとめ
以上、高専プロコンで採用してよかった技術/やってよかったことを紹介しました。 アプリ開発にハマるきっかけになってもらったり、これまで自分の作ったものを評価してもらう機会のなかった メンバーに機会を与えられたり、高専プロコンそのものも出場してよかったと思います。
ありがとうございました。